ノーサイン野球って何?常葉大菊川高校が甲子園2018夏に大旋風

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  こんにちは!けんたろうです。     第100回全国高校野球記念大会 が連日の大盛り上がりです。   そんな中とても楽しみなチームが 登場...

 

こんにちは!けんたろうです。

 

 

第100回全国高校野球記念大会

が連日の大盛り上がりです。

 

そんな中とても楽しみなチームが

登場しました。

 

 

静岡県代表常葉大菊川高校です。

 

2007年、2008年の甲子園では

常葉菊川旋風が吹き荒れ

ファンに鮮烈な印象を残しましたが、

 

その時に話題になったのは

バントをしないフルスイング

積極的な走塁です。

 

 

ところが今回の大会では、

 

その2つに加えてもう一つ

話題になっているものがあります。

 

それは、、、

 

ノーサイン野球です。

 

 

「ノーサイン野球って

何がノーサインなの?」

 

「ノーサインに

どんな意味があるの?」

 

 

そんなあなたに、

 

常葉大菊川高校の戦い方と

ノーサイン野球について

 

紹介していきたいと思います。

 

 

常葉大菊川のフルスイング野球がさらに進化

 

 

常葉大菊川高校

静岡県菊川市にある中高一貫の

私立高校です。

 

創立は1972年ですから

まだ50年経っていない

比較的新しい高校なんですね。

 

 

甲子園出場は、

 

夏の選手権が1996年

春の選抜大会が2004年

 

それぞれ初出場を果たしました。

 

 

それまで静岡県の高校野球は

 

伝統校の静岡高校静岡商業

浜松商業などの公立高校が

甲子園で活躍していたんですね。

 

 

それが2000年以降、

徐々に私立の常葉系列の高校が

台頭するようになってきたんです。

 

 

それが常葉大菊川常葉大橘です。

 

 

常葉大菊川高校はこれまで

 

春4回、夏6回甲子園に

出場していますが、

 

圧巻だったのは2017、2018年の

2年間で4回の甲子園出場を

果たした時の戦い方です。

 

 

その時の成績がこちらです。

 

 

2007年春 選抜優勝

2007年夏 選手権4強

2008年春 選抜3回戦進出

2009年夏 選手権準優勝

 

 

この時は圧倒的な攻撃力で

先制されてもビッグイニングを作って

逆転するなど、

 

高校野球ファンをワクワクさせる

試合運びで大旋風を巻き起こしました。

 

 

ビックイニングといっても

9点や10点のビックイニングですから

ほんと半端なかったですよ。

 

 

見ている方は楽しかったですが、

常葉大菊川と戦うチームは

相当にしんどかったでしょうね。

 

 

今でも動画でその一部を

垣間見ることが出来ます。

 

 

 

 

 

そしてその時話題になったのが、

 

バントをしないフルスイング戦法

常に先の塁を狙う積極的走塁です。

 

 

特にフルスイングは今でも

常葉大菊川の代名詞になっています。

 

 

ノーアウト1、2塁でもバントをしない、

ランナー3塁でもスクイズをしない

フルスイング野球は

 

高校野球の常識を覆すほどの

衝撃と楽しさを教えてくれました。

 

 

その伝統のフルスイングはそのままに

2018年の第100回記念大会に

再び登場した常葉大菊川は、

 

さらに新しい野球を

私たちに見せてくれようとしています。

 

 

それがノーサイン野球です。

 

 

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ノーサイン野球の誕生秘話

 

 

常葉大菊川フルスイング野球

新たに加わったノーサイン野球

 

なぜノーサイン野球

採用するようになったのでしょうか?

 

 

それは今から2年前、

 

2016年夏の甲子園を最後に

森下前監督が退任され、

 

その後任にOBの高橋利和監督

就任したことに始まります。

 

 

当初は高橋監督も森下野球を

そのまま継承していたようですが、

 

実は森下監督の時代にも

ノーサインでの野球はすでに

実践していたらしいんですね。

 

 

ただし、当時のノーサインは

全体の3~5割ほどだったようです。

 

それを高橋監督が途中から

思い切ってすべてノーサインに

したということです。

 

 

サインがあって当たり前の高校野球に

なぜそんな

思い切ったことをしたのでしょうか?

 

 

高橋監督が言うには、

 

「選手が判断した方が楽しいし、

やりがいがあるでしょう。」

 

ということなんですね。

 

 

まあ、確かにその通りですが、

 

勝利を目指すことを考えれば

相当に勇気が要る決断ですよね。

 

 

サインを出すのが監督の仕事で

その存在意義もある・・・

 

と考えるのが普通でしょう。

 

 

それを完全なノーサインなんて。

 

 

ところがある話を聞いた時、

なるほどと思いました。

 

 

それは選手達が監督のことを

「トシさん」と呼ぶんだそうです。

 

監督の下の名前が

利和(としかず)だからですね。

 

それでも普通は監督のことを

そんな風には呼ばないでしょう。

 

 

しかしそこは、、、

 

高橋監督が常葉大菊川のOBで

森下監督の時代から副部長として

サポートをしていたことで

 

選手達からも兄貴分的な存在で

慕われていたことから

ずっとそう呼ばれてきたようなんですね。

 

 

また、32歳という若さで

より選手に近い立ち位置にいる

ということもあるからでしょう。

 

 

いずれにしても選手に「としさん」

慕われるほどに近い存在が、

 

完全なノーサインを可能にした

ともいえるのではないでしょうか?

 

 

そうして新たな常葉大菊川の野球、

ノーサイン野球が誕生したのです。

 

 

年齢差が大きな監督だったら

こうはいかなかったかもしれませんね。

 

 

 

 

 

ノーサイン野球の内容とその効果は?

 

ところでノーサインというけれど

何がノーサインなんでしょうか?

 

改めて確認してみたいと思います。

 

 

それは攻撃においてノーサイン

ということなんですね。

 

攻撃とは、「打つ」「走る」です。

 

 

選手自らの判断で

好きなように打って好きに走る

ということですね。

 

なんて楽しい野球なんでしょう。

 

 

これってまさに

子供の頃に仲間と楽しく遊んだ

野球じゃないでしょうか。

 

 

楽しんで野球をする・・・

 

これこそ野球の原点ですよね。

 

 

そこに勝たなきゃいけない

っていう勝利至上主義が入ると

 

勝つための様々な束縛ができ

選手の考えも制約されてくる・・・

 

そんな気がします。

 

 

またサイン通りやって失敗したら

責任転嫁も出来ますが、

 

自らの判断での失敗は

すべて自分自身の責任です。

 

 

それだけ責任も重くなりますが

選手の自主性を育て

考える力を身に着けるには

 

ノーサイン野球は最高かもしれません。

 

 

考えてみれば、

サインでばかり野球をしていたら

 

指示待ちでしか野球が出来ない

なんてことにならないでしょうか?

 

 

自らの頭で考えて動く、

それが本来のあるべき姿でしょう。

 

 

だいぶ前の話ですが、

当時のプロ野球巨人の原監督

 

若手投手に対して

キャッチャーからのサイン無しで

 

投げるように

指示したことがあったそうです。

 

 

これもキャッチャーに依存しないで

自ら考えて投げることで

殻を破るきっかけを与えたようです。

 

 

またこれも元プロ野球の大投手、

400勝の金田正一氏の言葉ですが、

 

「今の野球は時間をかけ過ぎる。

ピッチャーはノーサインで投げなさい」

 

・・・と。

 

これも自ら考える野球をしなさい

ということだと思います。

 

 

選手は操り人形じゃありません。

 

自ら考え自らの意志で動く・・・

 

それこそが本来あるべき姿

なのかもしれません。

 

 

だからこそノーサイン野球

常葉大菊川の選手たちは

伸び伸びと楽しそうなんだと思います。

 

 

 

恋愛は野球の糧になる

 

 

そしてこれはあまり知られていませんが

常葉大菊川の野球に

特筆すべきことがもう一つあります。

 

それは恋愛は大いにやりなさい

と推奨されていることです。

 

 

恋愛が許されているんではなく、

むしろ勧められるそうなんです。

 

これも凄いことですよね。

 

 

練習の妨げになるから恋愛禁止!

 

なんていう高校も意外と

多いんじゃないかと思います。

 

それを逆に勧められるんですから。

 

 

その理由は、

恋愛も野球のプラスになるから

 

ということなんだそうです。

 

 

女性をどのように口説き落とすか

戦略を立てて実行する・・・

 

そこに自ら考え積極的に動く

常葉大菊川の野球と相通じる

ところがあるんですね。

 

 

異性に興味を持つ年頃の男子に

禁欲させるのではなく、

 

むしろ推奨させることで

自主性と行動力を育てるなんて

 

これこそ野球を通じた

素晴らしい人間教育でしょう。

 

 

常葉大菊川の強さが

こんなところにもあったんですね。

 

 

まとめ

 

常葉大菊川の目指す野球を

今一度整理してみましょう。

 

 

・フルスイング野球

・積極的走塁

・ノーサイン野球

・恋愛を推奨

 

 

こんなに楽しい野球はないですね。

 

この野球で勝ち上がったら

ますます全国から注目されるでしょう。

 

 

今後の常葉大菊川の活躍に

目が離せません。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました!

 

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