常葉大菊川の1番遊撃手・奈良間大己選手は、静岡大会で22打数18安打で打率.818、また2本塁打を放つパンチ力に注目されていたが、この日も初回、最初のスイングで投球を捉えると、打球はセンターの頭を越え、2ベースヒット、そして4回ノーアウト2塁の場面では、低めのストレートをしっかりとらえると、打球はバックスクリーンに飛び込んだ。
この日は5打数2安打2打点、打率.400は奈良間選手にとっては低い打率だが、パンチ力を印象付けた形となった。奈良間選手は遠投100mの遊撃手で、50m5.8秒の足もある。
視察をしていた巨人・青木スカウトは「思い切りよく、勘がいい。野球センスにあふれ、松田君のように言葉とプレーでチームを引っ張れる選手」と話し、福岡ソフトバンクの松田選手のように、常に声を出し、打撃でも守備でも引っ張っていける選手と評価した。
172cm66kgの奈良間選手、これから体もしっかりを作っていければ、しっかりとスイングもできる1番遊撃手として楽しみな選手となりそうだ。
出典:プロ野球ドラフト会議に関する総合情報ページ