玉ねぎは切り方(縦・横)で栄養が変わる?繊維の食感や旨味も!
こんにちは!けんたろうです。
玉ねぎは、サラダをはじめ
肉じゃが、カレー、焼肉、牛丼など
多くの料理に欠かせない野菜です。
玉ねぎ特有の甘い旨味成分だけでなく、
血液をサラサラにしてくれたり、
健康にもとても有難い食材です。
そんな玉ねぎですが、
実は切り方によって栄養や旨味に
違いが出るって知ってました?
初めて聞いたというあなたに
玉ねぎの切り方で変わる
栄養成分や食感、旨味について
ご紹介します。
家庭で違う玉ねぎの切り方
どのご家庭でも料理に玉ねぎは
良く使われていると思います。
サラダや刺身の付け合わせとして
生で食べたり、
野菜炒めや焼き肉など
炒めものに使ったり、
味噌汁や肉じゃが、カレーなどの
煮込み料理に使ったり、
本当に万能な野菜だと思います。
そんな玉ねぎですが
あなたのご家庭ではどのように
切っていますか?
もちろん料理によって
細かく刻んだり、スライスしたり
大きさや形も様々だと思います。
料理のメニューによって
切る大きさの違いはありますが、
ここでは玉ねぎを切る方向、
つまり縦に切るか横に切るかについて
取り上げていきたいと思います。
たとえば味噌汁の具として
玉ねぎを使う時、
あなたのご家庭では
繊維方向に対して平行か垂直か
どちらの方向に切っていますか?
なぜ味噌汁の具を例に挙げたかというと
大きさや切り方など決まりが無くて、
家庭によって違いが出やすい
のではないかと思ったからです。
いかがでしょうか?
これって意外と分かれるところだと
思います。
一般的には、
玉ねぎをまずは縦半分に切って
次に切り口を下にしたら
繊維方向に沿って端からスライスして
切っていくのだと思います。
つまり、繊維方向に平行です。
しかし、我が家では
繊維方向に垂直に切っています。
僕自身は繊維方向に平行に
スライスした切り方が好きで、
食感も味も良いと思っていたので
なぜ我が家がそうでないのか
ずっと疑問に思っていました。
そこで、その理由を問いながら
切り方による違いを調べてみました。
これからその違いを紹介しますが、
まずはあなたのご家庭で
どのように玉ねぎを切っているのか
確認してみて下さい。
玉ねぎの栄養素
玉ねぎの栄養素と言えば、
あなたも知っている血液サラサラ効果
を思い浮かべるのではないでしょうか?
実はそれ以外にも
美容に嬉しい効果もあるんです。
それではここで、
玉ねぎの栄養素を確認してみましょう。
硫化アリル
玉ねぎの辛み成分がこの硫化アリル。
そして硫化アリルが空気に触れることで
血液サラサラ成分のアリシンに変わります。
動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞など
生活習慣病を予防し、血圧も下げてくれます。
また血液中の不要な糖や脂肪を減らし、
糖尿病を予防してくれたり、
血行促進作用で冷え性改善にも役立ちます。
ケルセチン
強力な抗酸化作用とダイエット効果が魅力。
ケルセチンはポリフェノールの一種で
紫外線から肌を守りシミやシワを防ぎます。
その他、脂肪燃焼効果もあり、
ダイエットにも期待できます。
また、抗炎症作用による
アレルギーの症状改善にも効果大です。
カリウム
余分な水分の排出を促し、
むくみを改善します。
デトックス効果も期待でき、
特に女性には嬉しい限りです。
以上、
硫化アリル、ケルセチン、カリウムと
3つの栄養素を紹介しました。
いずれも有難い栄養素ですが、
やはり特筆すべきは硫化アリル。
血液の状態が良くなれば
ほとんどの病気の予防になりますし、
健康でいられるのは間違いありません。
健康診断で血液検査から病気や
健康状態を判断することからしても
血液こそが健康の源であることが
明らかですよね。
その血液を改善してくれる硫化アリルは
まさに万能の薬といってもよい
のではないでしょうか?
そして硫化アリルは生はもちろんのこと
過熱することで「トリスルフィド」「セパエン」
という成分に変化しますが、
この二つにも血液サラサラ効果があり、
加えて中性脂肪や悪玉コレステロールを
減らす働きもあるんですよ。
生で食べても過熱しても血液サラサラ。
玉ねぎって改めて凄いと思います。
栄養面から見た効果的な切り方
では、ここからが本題です。
玉ねぎの切り方で摂取する栄養が
どのように変わってくるのか?
切り方にはいろいろありますが、
大きく分けると二通りです。
それは、
縦に切るのか横に切るのか
つまり繊維方向に対して
平行に切るか垂直に切るかです。
繊維方向に水平に切る
まずは、
繊維方向に平行に切った場合です。
これは血糖値を下げる効果が高い
と言われています。
なぜなら、
血糖値を下げる効果のある「硫化プロピル」
をそのまま摂取できるからですね。
オニオンスライスのサラダで食べれば
手軽で効果てきめんです。
繊維方向に垂直に切る
次に、
繊維方向に垂直に切った場合。
玉ねぎに含まれる「硫化アリル」が
空気に触れることで「アリシン」に変わり、
血液サラサラ効果が高まります。
これこそが玉ねぎの効用を
最大限に生かす切り方ですね。
空気に触れるほど効果があるなら
細かく切るほど有効です。
つまり、みじん切りこそが
血液サラサラ効果に最高の切り方
ということなんですね。
食感や旨味から見た効果的な切り方
では次に、食感や旨味から見て
切り方による違いはあるのでしょうか?
紹介しますね。
玉ねぎを繊維に沿って平行に切れば、
シャキシャキとした食感を生かせます。
過熱しても形が崩れにくいため
炒め物やスープなどに適しています。
僕が味噌汁の玉ねぎで好きなのは
まさにこの切り方だったんだ・・・
と改めて認識しました。
今の我が家ではそうではないので
タイミングを見て妻にお願いしてみます。
栄養の面から反論されたら
返す言葉もありませんが・・・。
一方、繊維を断ち切るように切れば、
細胞が壊れて柔らかな食感になります。
早く火が通り、辛み成分も抜けるので
玉ねぎ本来の旨味や甘味を
感じやすくなります。
ハヤシライスやビーフストロガノフに
おすすめの切り方で、
煮込むほどに玉ねぎの形がなくなって
旨味と甘味だけが残っていきます。
お店で食べるカレーライスも
きっとそういうことなんでしょう。
それでもカレー好きの僕からしたら
やっぱり玉ねぎの形を残しつつ、
甘く煮込んだ方が好きですね。
このあたりはもう理屈ではなくて、
個人の好みの問題ですね。
あなたはどんな切り方が好きですか?
この機会に色々と試してみるのも
良いのではないでしょうか?
玉ねぎを調理するタイミングと注意点
血液をサラサラにしてくれる
とても有難い硫化アリルですが、
実は硫化アリルは
水に溶けやすい性質があります。
そのため切ってから調理する前に
水にさらさないで下さい。
辛さを和らげるために
水にさらす人もいますが、
硫化アリルが流れ出てしまうので
これって非常にもったいないです。
それと玉ねぎの栄養素のところで、
硫化アリルが空気に触れることで
血液サラサラ成分の「アリシン」に変わる
とご紹介しました。
そのため玉ねぎを切ってから
調理する前に15分以上放置する
ことが大切なんです。
そうすることで生でも、過熱しても
血液サラサラ成分のアリシンを
効果的に摂取することが出来ます。
以上のことから、
1.水にさらさない
2.切ってから15~30分放置する
この二つはとても重要です。
忘れないで下さいね。
玉ねぎの名産地
玉ねぎの名産地といえばココ。
ズバリ淡路島です!
収獲量は全国第3位ですが、
甘さと美味しさはNO1との評判です。
騙されたと思って
ぜひ食べてみて下さいね。
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訳あり玉ねぎもお得です。 ↓
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まとめ
玉ねぎほどあらゆる料理に使われる
野菜はないかもしれません。
そして健康にとっても美容にとっても
これ以上ない理想的な食材です。
そんな玉ねぎが切り方によって
栄養素や味わいも変わってくるなんて
最初は僕自身も知りませんでした。
縁あってこの記事を
呼んでいただいているあなた。
ぜひあなたに合った切り方を
試してみて下さいね。
ここで最後にもう一度
おさらいしておきたいと思います。
玉ねぎを繊維方向に水平に切ると
血糖値を下げる効果が高くなり、
食感はシャキシャキと形も残りやすい。
玉ねぎを繊維方向に垂直に切ると
血液サラサラ効果が高くなり、
煮込むほどに甘味と旨味が残っていく。
そして調理の際の注意点は、
1.水にさらさない
2.切ってから15~30分ほど放置する
以上となります。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!