聖火リレー(静岡県)のランナーになるには?自己PRの方法と選定基準
こんにちは!けんたろうです。
2019年6月1日、
東京五輪の聖火リレーのルートが
公表されましたね。
詳細のルートについては
各都道府県に委ねられているため
具体的にどの道を走るのかが
今後注目されていきそうです。
そして、それと共に気になるのが
聖火ランナーの公募です。
オリンピックの聖火ランナーを走れるなんて
一生に一度のチャンスで
これほど名誉で記念になることは無い
そう思っている方は少なくないでしょう。
そこで、どうすれば
聖火ランナーになれるのか?
応募方法や期間は元より、
選ばれやすい条件や自己PRの方法等
選定基準から考えていきたいと思います。
東京五輪聖火リレーの概要
まずは、
東京五輪聖火リレーの概要から
見ていきましょう。
日程:
スタート/2020.3.26.福島県
ゴール /2020.7.24.東京・新国立競技場
通過する自治体:
47都道府県、857市区町村
走者:
1万人、80~90人/1日
距離:200m/1人
期間:121日間
2020東京五輪の聖火リレーは
1964年の前回大会から様変わりし、
SNS映えを意識したイベント色
の強いリレーになるそうです。
期間は、
国際オリンピック委員会の内規で
100日と定められていましたが、
大会組織委員会の要望が通り
121日と延長されました。
121日間にわたる聖火リレーを
走るランナーは、
公募や推薦を合わせて約1万人。
一人当たり約200mを
1日80~90人が走るとすれば
総走行距離は2千キロ程度です。
実際に走る道路などの詳細は
各都道府県と調整し、
2019年末に決定されるとのこと。
そして同時に、
聖火リレーを走るランナー1万人も
2019年末に決定されます。
1日80~90人が走るということですが、
都道府県が決めることが出来る
聖火リレーのランナーは1日あたり22人。
そのうち公募での人選は
半数の11人以上とされています。
そうなると、
都道府県からの公募のランナーは
全体で1,250人ほどになり、
残りはパートナー企業4社
(日本コカ・コーラ、トヨタ自動車、
日本生命、NTT)からの
公募と推薦になるんですね。
パートナー企業4社の公募人数は
非公表のため、
公募で選ばれる全体数も
はっきりとは分からないのが実情です。
いずれにせよ狭き門になりそうです。
そうは言っても、
まずは公募に申し込まなければ
可能性はゼロです。
我こそはという方は、
是非チャレンジしてみて下さい。
では次に、
応募方法と期間を見ていきましょう。
東京五輪聖火ランナーの応募方法と期間
特別枠(推薦)で選ばれる聖火ランナー
以外の一般の方たちは、
公募枠に応募するしかありません。
その公募枠は5つ。
一人あたり5回もの公募チャンス
があるという訳です。
それでは、
その5つの応募方法と期間を
それぞれ見ていきましょう。
都道府県実行委員会
1日あたり22人が選定されます。
(うち、半数以上が公募枠)
募集開始:2019年7月1日
締め切り:2019年8月31日
応募先:
日本コカ・コーラ株式会社
募集開始:2019年6月17日
締め切り:2019年8月31日
応募先:コカ・コーラ募集ページ
トヨタ自動車株式会社
募集開始:2019年6月24日
締め切り:2019年8月31日
応募先:TOYOTA募集ページ
日本生命保険相互会社
募集開始:2019年6月24日
締め切り:2019年8月31日
応募先:日本生命募集ページ
日本電信電話株式会社(NTT)
募集開始:2019年6月24日
締め切り:2019年8月31日
応募先:NTT募集ページ
以上、5か所の応募先がありますが、
応募方法は募集先によって異なります。
詳しくは、上記各募集ページから
ご確認ください。
静岡県の聖火ランナー
静岡県の聖火ランナーに関しては、
以下のように発表されています。
・聖火ランナーの総数 約240人
・約170人はパートナー企業が選定
・66人は静岡県が選定
このうち公募で選ばれるランナーが
どれほどか正確には分かりませんが、
恐らくは半数の120人以上には
なるのではないでしょうか?
公募するであろう人たちは、
中学生以上のアスリートだけでなく、
趣味でスポーツを楽しんでいる人や
とにかくオリンピックに参加したい人
など様々な人たちが想定されます。
静岡県の総人口は365万人ですが、
そのうち中学生から60歳位までで
200万人を超えています。
その200万人の中でも
聖火リレーに出ようと思う人は
かなり限られると思いますが、
それでも、
仮にスポーツをやっている人だけ
に限定しても相当の数になる
のではないかと思います。
狭き門をくぐり抜け
120人強のランナーに選ばれるには
ただ応募するだけではダメでしょう。
選定委員の目に留まる何か
が無ければ無理だと思います。
そこで、選定されるための条件を
聖火ランナーの選定基準から
考えてみたいと思います。
聖火ランナーの選定基準
公募サイトから
聖火ランナーの応募条件を見ると
以下のようになっています。
・2008年4月1日以前に生まれた人
(2020.4月時点で中学1年生以上)
・都道府県にゆかりがある人
・国籍や性別は問わない
これだけ見ると誰でも応募できる
と思ってしまいますよね。
実際その通り応募は出来ますが、
応募できるのと選ばれるのとは
まったく違います。
ただ応募したからと言って
ほとんどのケースは選ばれることなく
はねられてしまうでしょう。
なぜなら、
他の応募者とは明らかに違う魅力や
PRポイントを持っていないと
聖火ランナーとしての話題性に
欠けてしまうからです。
そう、話題性です。
別の言い方をするなら、
メディア受けするといったところです。
国を挙げての一大イベントですから
当然のことですよね。
そこで選ばれる確率を上げるために
重要なポイントがコレなんです。
自己PRの文章
コレによって選ばれるかどうかの運命が
左右されるのは言うまでもありません。
選ばれやすい条件
聖火ランナーに選ばれるためには、
個性的で魅力的、かつメディア受けする
自己PRの文章が重要です。
でもどうやってそんな文章を
書いたらいいの?
そんなあなたにお伝えします。
それは、
2020東京オリンピックのテーマ
に沿ってPRすることです。
以下に東京五輪のテーマや趣旨、
聖火リレーを通じての
全世界への発信PRポイント
などを列記しますので、
この中からあなたが出来そうな
独自性の高いPRポイントを探して
文章を作成してみて下さい。
・テーマ
「Hope Lights Our Way」
(希望の道を、つなごう)
・地域で活動している
・復興(不屈の精神・支えあう心)
・違いを認めあう包容力(認めあう心)
・祝祭による一体感(高めあう心)
・世界遺産(観光名所)
・伝統文化の発信
・地域の独自色と魅力
・SNS映えやアクセス数
・メディアへの露出度
・国内外に発信
いかがですか?
何か良いアイデアが
浮かびましたでしょうか?
読む人にアッと思わせるような
魅力ある自己PR文を考えて下さいね。
パートナー各社の募集テーマ
先ほど東京オリンピックのテーマ
を紹介しましたが、
実際に応募するプレゼンティング
パートナー企業の募集要項には、
より具体的に
各企業が応援する人のテーマ
が定められています。
当然のことながら、
応募する企業のテーマに沿って
自己PRすることになります。
聖火リレープレゼンティング
パートナー各社の『募集テーマ』は
以下の通りです。
日本コカ・コーラ株式会社
テーマ:『キミ色で、走れ。』
あなたがあなたらしく取り組んでいる
大好きなことや、それがきっかけで
誰かが喜んでくれたエピソード
などをPRする。
トヨタ自動車株式会社
テーマ:『動かせミライ!』
その一歩を、地元から。
地域(=走行希望の都道府県)を
よりよくするために現在挑戦していること、
今後挑戦していきたいことをPR。
日本生命保険相互会社
テーマ:『大切な絆を、つなげよう。』
大切な人への想いや、
その人との絆にまつわる具体的エピソード、
その他アピールすることを記述。
日本電信電話株式会社(NTT)
テーマ:『地域の人・技・時をつなぐ』
地域の人をつなぐ:
スポーツ指導等を通じて人をつなぐ
地域の技をつなぐ:
地元農産物特産物の普及に尽くす
地域の時をつなぐ:
震災等の地域復興に尽くす
以上は一例ですが、
「地域の希望の光」と周囲が思うような
エピソードや熱い想いをPR。
以上が各企業のテーマですが、
あなたがテーマを決める時は
より具体的なほど良いと思います。
なぜなら、読み手にとって
リアリティと理解が深まるからです。
ぜひそんなテーマを選んで
チャレンジしてみて下さい。
自己PRの方法
文章を書く上での自己PRの方法で
もっとも注意すべきことは、
独りよがりになってはいけない
ということです。
「独りよがり」とは簡単に言えば、
「自慢話」のことです。
人の自慢話ほど嫌なものは
ないでしょう。
そんなもの聞かされたら
いっぺんに引いてしまいます。
そしてもう一つ。
これは当然ですが、
嘘を語ってはいけないということです。
まさか虚偽の自己PRをする人は
いないとは思いますが、
これは応募以前の人間性
の問題ですので、
スポーツの祭典オリンピックには
もっともふさわしくありません。
「自慢話」と「嘘」
それを除いた自己PRの文章の
書き方を次に紹介します。
聖火ランナーに選ばれる自己PR例
あなたが選考委員になったとして
どんな自己PRの文章が
魅力的に感じられるでしょうか?
または、感動を覚え、
「この人を聖火ランナーに選びたい」
と心から思えるでしょうか?
そんな文章を書くことが出来たら
最高ですね。
選ばれる確率がグンと上がるのは
間違いないでしょう。
そこで、
『人を感動させる鉄板ストーリー』
の書き方を紹介したいと思います。
人を感動させ共感を呼ぶのは、
数々の障害を乗り越えて掴んだ
成功ストーリーに他なりません。
『半沢直樹』
『ルーズヴェルト・ゲーム』
『下町ロケット』
『陸王』
『ノーサイド・ゲーム』
これらはすべて話題になった
池井戸潤の人気ドラマです。
いずれも共通しているのは、
次々と障害や難題が持ち上がり
それを不屈の精神力と努力で乗り越え
最後には成功を手にする・・・
といった鉄板のストーリーです。
順風満帆に成功しても
人は感動することはありません。
挫折を繰り返しながらも
這い上がって夢を掴むところに
人は感動するのです。
もともと才能ある人が
当たり前に成功するのではなく、
どこにでもいる凡人が
努力の末に成功する
Low to High
「低いところから高みへ」
まさにこれです。
毎年夏に放送される24時間テレビを
ベタすぎて気持ち悪い
と思う方も少なくないと思います。
それでもメディアで取り上げられるのは
こういったベタな感動ストーリーです。
メディア受けする感動ストーリー
では、そのようなストーリーを
どのようにして書けば良いのか?
まずは、
『テーマ』を決めて下さい。
『コカ・コーラ』『トヨタ自動車』
『日本生命』『NTT』
『各都道府県実行委員会』
先に紹介したそれぞれ応募先の
選定テーマに沿って
より具体的にテーマを絞ります。
その際、あなたのこれまでの人生で
Low to High に該当するものを
選んでいきます。
過去の人生で何も無ければ
将来の夢に絞って
想定しながら書くのもOKです。
いかがですか?
『テーマ』は決まりましたか?
それでは具体的にいきましょう。
次の通りにストーリーを組み立てて
文章を書いていって下さい。
1.失敗の連続
↓
2.突然の出会いや出来事
↓
3.成功の連続
↓
4.メソッド(方法)の確立
↓
5.他人の成功
最初は失敗の連続でも
何かの出会いや出来事がきっかけで
成功するようになり、
その方法を使うことで
他の人も成功に導いていく。
これが感動と共感を呼ぶ
鉄板の成功ストーリーです。
これを自己PR文章として
400字以内にまとめていきます。
書いていくと分かりますが、
400文字以内にまとめるのは
意外と大変な作業です。
伝えたいことが多すぎて
ついつい長くなってしまうからです。
でもここは、読む人の立場に立って
ポイントを絞って大事なところだけを
分かりやすく書いていって下さい。
ちなみに僕の場合は、
一度書き上げてから何度も見直し、
応募できる自己PR文になるまで
1ヶ月近くかかりました。
それでも選ばれる保証はありませんが、
それくらい文章で人を動かすのは
大変だということをご承知ください。
まとめ
2019年6月17日から8月31日まで
公募の期間は約2か月半です。
本気で聖火ランナーに選ばれたいなら
真剣に応募してみて下さい。
「とりあえず応募しておこう」
「選ばれたらもうけもの」
程度の気持ちでいたら
選定委員の気持ちを動かすのは
難しいでしょう。
かといって、先ほど紹介した
東京五輪のテーマや趣旨、
聖火リレーを通じての発信PRポイント
を取り入れた自己PRをしたとしても
選ばれる保証は全くありません。
というより、
選ばれない確率の方がはるかに高い
のは間違いないでしょう。
なぜなら、その程度のことは
誰でも考え得ることだからです。
「じゃあ、なんでこんな記事を
読ませたんだ・・・」
と怒られそうですね。
それは、
最低限これくらい考えないとダメ
だということを伝えたかったからです。
可能性がゼロより数%でもある方が
努力のし甲斐があるじゃないですか。
可能性がゼロと分かっていて
無駄な時間を費やすより、
やれることをすべてやってみる。
「ベストを尽くして天命を待つ」
その真剣な取り組みこそが
たとえ選ばれなかったとしても、
すでに東京オリンピックに参加
していることになるのだと思います。
しかし、最後に紹介した
人を感動させ共感を呼ぶ
成功ストーリーが書けたとしたら、
選ばれる確率はずっと高いものに
なるのは間違いないと思います。
決して諦めない強い気持ちで
成功ストーリーに挑戦してみて下さい。
それこそあなたの聖火ランナーへの
成功ストーリーになるかもしれません。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!