5月6日放送の健康カプセル!もっと賢い魚の食べ方はコレ!
5月6日朝7時TBS放送の
『健康カプセル!ゲンキの時間』で
知って得する賢い魚の食べ方
が特集されました。
血管病や筋力低下などを
予防するためにも魚は食材として
優れていることはご存知ですよね。
しかし、一口に魚と言っても
いろんな種類があって
調理法も様々です。
そんな魚の賢い食べ方を
番組で紹介してくれています。
ただ、早朝7時からの放送で
見られなかった方のために
赤身と白身の健康効果の違いや
おすすめの魚の種類など
ここで紹介したいと思います。
さらに番組ではお話ししていない
最強でベストな魚の食べ方も
ご紹介していきます。
赤身と白身の違いは?
魚には赤身と白身がありますが
そもそもその違いは何でしょうか?
赤身魚・・・アジ、サンマ、サバ、
マグロ、カツオ など
白身魚・・・鯛、ヒラメ、カレイ、
フグ、スズキ など
こうして見ていくと何か
気が付いたことはありませんか?
そう、赤身魚は回遊魚で
白身魚は一つの海域に留まって
回遊しない魚たちです。
白身魚は敵から逃げる時や
獲物を捕らえる時以外は
あまり泳ぐ必要が無いので
瞬発力に優れています。
一方、
赤身魚は捕食されないように
寝ている間も常に泳ぎ続けます。
そのため持久力に優れています。
瞬発力のあるのが白身魚
持久力があるのが赤身魚
実はこれは人間の筋肉にも
同じことが言えるのです。
陸上選手に例えると
すごく分かりやすいです。
短距離選手は瞬発力があるので
速筋(白い筋肉)が
長距離選手は持久力があるので
遅筋(赤い筋肉)が
それぞれ発達しているのです。
人の筋肉も魚の身も
実は同じ理屈で出来ています。
では次に、
赤身と白身の違いが分かったところで
食材としての栄養成分の違いを
紹介していきたいと思います。
赤身と白身の栄養成分や健康効果は?
まず赤身魚ですが、
正確には近海性回遊魚と
遠洋性回遊魚に分かれます。
近海性回遊魚(赤身魚)
近海性回遊魚は、
アジ、サンマ、サバなどで
脂肪分が高く、旨味も強い魚です。
その脂肪分には、
脳の働きを活発にするDHAや
血液をサラサラにEPAなどする
が多く含まれます。
そして血液中のコレステロールの
上昇も抑えてくれるのです。
遠洋性回遊魚(赤身魚)
次に、遠洋性回遊魚は
マグロやカツオなど広い海域を
泳ぎまわる魚たちです。
脂肪分が強く、旨味もあるのは
近海性回遊魚と同じですが、
特に多量のヘモグロビンとミオグロビン
という物質が含まれています。
どちらの物質も鉄分を多く含むため
貧血の改善に有効です。
白身魚
では次に、白身魚です。
鯛、ヒラメ、フグなどの白身魚は
脂肪分が少なく淡白な味わいです。
高級魚として扱われることが
多いですよね。
脂肪分は少ないですが高タンパク
なのでダイエットには適しています。
以上が
赤身と白身の栄養成分と
健康効果の違いです。
生活習慣病に良い魚は?
では、ここで質問です。
生活習慣病に効果のある魚は
何でしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
答えは、
アジ、サンマ、サバ、イワシ
などの近海性回遊魚です。
いわゆる青魚とよばれる
魚たちです。
さきほど
脳の働きを活発にするDHAや
血液をサラサラにするEPAなどが
豊富に含まれると紹介しましたが、
生活習慣病の予防には
血液や血管の改善が最高の
特効薬になります。
そういうことからも
青魚は生活習慣病予防に
欠かせない食材なのです。
ただ誤解しないで欲しいのは
マグロやカツオ、鯛やヒラメの
他の魚たちが悪いということでは
決してありません。
それぞれどの魚たちにも
大切な栄養素はありますので
健康には欠かせないものです。
あなたもこのことは
ご存じとは思いますが、
改めて、
青魚の素晴らしさを見直して
生活習慣病に縁の無い生活を
送りたいものですね。
美味しく食べる調理法
生活習慣病に良い魚が
分かったところで、
美味しく食べる調理法を
ご紹介したいと思います。
近海性回遊魚(赤身魚)
まずは、
アジ、サンマ、サバ、イワシ
などの青魚です。
一番美味しい調理法は、
やはりシンプルに焼くことでしょう。
脂がのっていますので
焼きたての青魚は最高です。
サバは定番の味噌もお勧めです。
刺身も美味しいですが
生は新鮮さが命で
生臭さが苦手な方も多いでしょう。
ということで、
近海性回遊魚(青魚)は
シンプルに焼き魚が一番です。
遠洋性回遊魚(赤身魚)
次に、
マグロやカツオなどの遠洋性回遊魚
のベストな調理法です。
これはズバリ、刺身です。
なぜなら遠洋性回遊魚は
火を通すと身が固くなるからです。
煮ても良いのですが
煮すぎると身が固くパサパサするので
頃合いが難しくなります。
ということで、遠洋性回遊魚は
刺身がベストな調理法です。
白身魚
最後に、
鯛、ヒラメ、フグなどの白身魚です。
火を通しても身はふっくらと
しているので、
焼いても煮てもOKです。
ただ最も美味しく食べるには
煮るのが一番ではないでしょうか。
刺身でもよく食べられますが
しっかりした歯ごたえと
淡白な味わいで好みがあります。
以上をまとめると、
近海性回遊魚は、焼き魚
遠洋性回遊魚は、刺身
白身魚は、煮魚
が美味しく食べるお薦めの
調理法です。
念のためお断りしておきますが、
美味しく食べられるということは
その魚の旨味を最大限に活かす
食べ方ということです。
つまり、
魚の栄養成分を有効に摂取する
ということにも繋がっています。
簡単で最強ベストな魚の食べ方は?
ここまで魚の栄養成分や調理法を
お伝えしてきましたが、
もっともお薦めな魚の食べ方で
シンプルでベストな方法を
お伝えしたいと思います。
それは、
魚を丸ごと食べるです。
そう、頭から尻尾までです。
なぜならそれが一番自然で
理に適っているからです。
この世のあらゆる生物は
身体全体で一つの生命を
司っています。
ということは、
その生命体全体をいただくことで
生きるために必要なあらゆる機能や
栄養素を摂取できるということです。
例えば、
シラスはあの小さな身体に
生きるすべてが詰まっています。
それを丸ごといただくことが
いかに価値が高いものか
お分かりいただけると思います。
では、
マグロの切り身はどうでしょうか。
巨大な身体の中のほんの一部
にしか過ぎません。
切り身だけでは生きていくことは
出来ないでしょう。
つまり、マグロの切り身は
生きていく上で必要なほんの一部
だけでしかないということです。
マグロの切り身を一つ食べるより
同じ質量のシラスを食べた方が
身体には良いということです。
もちろんマグロやカツオだって
栄養価は高いですが、
小さな魚を丸ごと食べた方が
もっと栄養価が高いということです。
シラスやイワシはもちろんのこと、
アジやサンマも調理方法によって
丸ごと食べられるのです。
小さな魚を丸ごと食べる
これが最強ベストな魚の食べ方です。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!