リオ・パラリンピックで日本のメダル数は24個!金メダルがゼロの苦戦の理由は?
リオデジャネイロ・パラリンピックが
閉幕しました。
気になる日本勢の結果ですが
前回ロンドン大会を上回る
24個のメダルを獲得しました。
しかし、金メダルはゼロ。
夏季大会では初めてのこと
なんだそうです。
日本選手はなぜ金メダルを
獲得できなかったのでしょうか?
障害者スポーツの人口増とレベルアップ
これまでパラリンピックでの
最高メダル獲得数は、
2004年アテネの52個。
そのうち金メダルは17個でした。
それから12年、3大会後の
今回はメダル24個、金メダル0。
何と総メダル数は
半分以下に減ってしまいました。
しかも金メダルはゼロ。
いったい何が
どうなってしまったのでしょうか?
その理由は、
障害者スポーツの世界レベルが
上がっていることにあります。
その証拠に今大会は
約200の世界新記録が
誕生しています。
これって凄いことですよね。
なぜこんなにも急激に
世界のレベルが上がってしまったのか。
一つには、
障害者競技人口の増加です。
今回のリオ・パラリンピックには
159の国と地域から
史上最大規模の約4300人が
参加しています。
競技人口が増えれば、
レベルが上がるのも当然のことです。
これまで障害を理由にして
夢を持たなかった者たちも、
障害者選手の活躍を目にして
勇気をもらい行動するようになった、、、
そういうことなのだと思います。
素晴らしいことです。
今後はますます
障害者スポーツが盛んになり、
レベルも上がって行くでしょう。
そんな中で、
日本も新たな対策が
迫られています。
国の支援体制と環境整備が急務
金メダルの獲得数は、
1位 中国 107
2位 英国 64
3位 ウクライナ 41
4位 米国 40
5位 豪州 22
ここまでの上位5か国で
計274個は、
全種目の5割以上です。
1位の中国は、
障害者の中から選りすぐった才能を
国家的に育成している
と言います。
3位のウクライナにしてもそうです。
国を挙げて障害者スポーツの
強化に取り組んでいるそうです。
その点で、
日本はかなり遅れている、、、
と言わざるを得ないでしょう。
2020年、東京は4年後です。
もう時間がありません。
すぐにでも国の支援体制を整え、
障害者スポーツの強化、
そのための環境整備を
進めるべきでしょう。
しかし、本来は
メダル獲得だけが目標
ではありません。
障害者がスポーツを心から楽しみ
自信をつけることで
健常者と対等に生きて行く
その本質から外れて
メダル獲得だけに固執するのなら
国の支援など
不要なのかもしれません。
陸上競技 女子マラソン
T11/12 道下美里 銀メダル
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。