チョレイ 卓球張本の金メダルは?中国からなぜ帰化?
2018年1月、卓球全日本選手権
男子シングルスを史上最年少で
制した張本智和選手に注目です。
日本のエース水谷選手も脱帽した
張本選手は14歳の中学2年生。
そんな彼には様々な秘密??
が隠されていました。
掛け声のチョレイをはじめ
中国から日本へ帰化した理由
東京五輪金メダルの可能性など
紹介していきたいと思います。
張本智和選手の国籍や出身地、生い立ちまで
張本選手は日本人と思っていた方も
少なくないでしょう。
というと
語弊があるかもしれませんね。
もちろん彼は
れっきとした日本人です。
ただし、今は・・・ですが。
そう、彼は元々は中国人です。
日本で生まれ日本で育った
中国人だったのです。
どういうこと?
と思われた方もいらっしゃるでしょう。
では、彼の生い立ちをご紹介します。
出典:夕刊フジ
彼のご両親は中国人なのですが
お二人とも卓球の選手でした。
そして選手を引退後、
父親の張本宇さんがコーチとして
日本へ招かれることになります。
そこで生まれたのが張本智和選手
だったというわけです。
生まれたのは仙台で小学校卒業まで
一時期を除いて
生活の中心は仙台でした。
一時期を除いてというのは、
2011年の東日本大震災で
ご両親の故郷である中国四川省に
一時避難することになったからです。
(2011~2014年)
当時は小学1年生でした。
しかし、中国での生活環境に馴染めず
日本で暮らしたいという思いが
強くなります。
そうして父の宇さんと5歳下の妹と共に
2014年日本国籍を取得されて
晴れて日本人になりました。
それが小学4年生の時です。
それから小学6年まで仙台で暮らし、
中学進学を機に東京に移りました。
もちろん、より良い環境で
卓球競技に打ち込むためです。
中学進学を機に彼はますます腕を上げ
一躍注目される選手になりました。
そうして 2018年1月現在
全日本の頂点に立ったのです。
張本選手の中国名や中国語は?
張本選手の名前は、
ご存じ張本智和といいますが、
これは日本の名前です。
実は中国名も存在するようなんです。
その名前は、張智和。
それもそのはず
元々中国人だったのですから。
ここで知っておいて欲しい
大事なことをお話しします。
外国人夫婦が日本で子供を産むと
その子の国籍はどうなるのでしょうか?
答えは、、、
両親の国籍になります。
つまり、張本選手の出生時は
中国国籍だったということです。
日本はアメリカの出生地主義とは違い
父母両系血統主義です。
夫婦のどちらかが日本人であれば
日本国籍ともう一方の相方の国籍
どちらも取得できることになります。
ということで
張本選手は中国国籍だったのですから
中国名を持っているのは当然ですね。
出典:日刊スポーツ
では、もうひとつ。
言葉はどうなんでしょうか?
日本で生まれ日本で育ったのですから
当然言葉も日本語です。
では中国語はというと
これまたペラペラなんですね。
一時期中国に避難していたから
というよりも、
中国人の両親に育てられたから
ということでしょう。
日本で生活していても
ご両親はもともと中国人ですから
普段の家庭内での会話はすべて
中国語だったはずですからね。
母国語の言葉を子供に伝えない
親なんていないでしょう。
ということで張本選手は
中国語も とても流暢に話します。
張本選手のご家族を紹介
ところで張本選手のご家族も
気になるところですね。
父親:張本宇(ユ)
母親:張 凌(リン)
妹 :張本美和
父親の張本宇さんと妹の美和さんは
2014年一緒に日本国籍を取得
していますが、
母親の張凌さんだけはそのまま
中国に留まっているようです。
離婚したわけでもないのに
何かそうした方が良い
お国の事情でもあったのでしょう。
ちなみに母親の張凌さんは、
元中国代表選手だったということで
相当な実力者だったんですね。
母親もいずれは日本に帰化、
共に暮らすようになるのでは
ないでしょうか?
出典:https://twitter.com/fhs6v
ところで父親の張本宇さんですが
以前は全日本ジュニアの卓球コーチ
をしていたようですが、
現在は運送業で働いているようです。
両親ともに中国を代表する卓球選手
だったわけですから、
2歳から卓球を始めた張本選手は
申し分ない環境にいたわけですね。
そうそう、忘れてはならないのは
妹の美和さんです。
5歳下の小学3年生のようですが
やはり天才卓球少女と
呼ばれているようなんです。
いずれは兄妹そろって
オリンピックでメダル獲得
なんて夢が実現するかもしれません。
掛け声 『チョレイ』 の意味は?
張本選手といえば、
今や代名詞ともいえるあの掛け声
『チョレイ!』
色んな意味で話題になっています。
まずは、その言葉の意味です。
どんな意味があるのか?
初めて聞いた人は
気になるところでしょう。
ところがこのチョレイ、
中国語でも何でもありません。
ただの気合いで自らを鼓舞する
掛け声にしか過ぎません。
福原愛選手の『サー』と同じ
種類のものなんです。
しかし、これが一部の人たちから
「うるさい」「うざい」などと
酷評されているのも事実。
確かに度が過ぎると
対戦相手も気になってしまう
こともあるかもしれません。
卓球の競技ルールでは
相手を威嚇する行為は禁止
とされているようですが、
張本選手の『チョレイ』は
それには該当しないと
判断されています。
そもそもなぜこのような掛け声を
発するようになったのか?
それはご両親からのアドバイス
によるもののようです。
もともと恥ずかしがり屋で
自分を出さない性格であった張本選手に
「勝負に向かう時に大切なのは精神力。
そのためには、
まず自分から元気な声を出すこと」
と指導されたようです。
「声を出すと自然と元気が出る。
自信も出るし積極的になれる。
持っている力を出すことができる。」
という思いがあったのです。
なるほど頷けますね。
大きな声を出すということは
色んな相乗効果があります。
自らを鼓舞する
勇気が出る
リラックスできる
いずれも勝負事には欠かせません。
『チョレイ』で金メダルを取った時
すべての日本国民は
納得するのかもしれません。
その時は流行語に
なっているのかもしれませんね。
しかしここで
ひとつ注意して欲しいことが、、、
静岡では人に向って「チョレイ」と言うと
相手をバカにしたことになるので
覚えておいて下さいね。
「足りない奴」という意味ですから。
まあこれは余談です。
出典:産経ニュース
2020年の東京オリンピックでは
『チョレイ』が世界中に鳴り響くことを
心から願っています。
2020年 東京オリンピックで金メダルは取れるか?
これについては全日本連覇を阻まれた
水谷隼選手の言葉がすべてを
物語っているような気がします。
「今までたくさんの中国選手と
試合をしてきたが、張本は彼らと
同じレベルにいると感じた。
もし、今日のプレーが特別ではなく、
いつも通り100%の力だとしたら
何回やっても僕は勝てないと思う。」
「今まで戦った全日本の中で
今日の試合が一番しんどかった。」
「張本が来る前にたくさん優勝
しておいてよかった。」
リオデジャネイロ五輪の銅メダリストに
ここまで言わせる張本選手は、
間違いなく東京五輪でも
金メダルを取れる逸材であることは
間違いないでしょう。
ただひとつ不安があるとすれば、
日本国内にもはや敵なし
になってしまったことでしょう。
より強い相手と切磋琢磨して
戦ってこそ上のレベルに上がれます。
その点で強豪ぞろいの中国の方が
有利な環境だと言えます。
より強い相手を求めて
中国に出て戦っていくこと
そして、
東京オリンピックでの金メダルを
強い意思で見つめ続けることが
金メダルへの道に繋がると思います。
張本智和選手のさらなる飛躍に
期待しましょう。
2020年の東京オリンピックで
彼の胸に掛かる金メダルを信じて!
出典:産経ニュース
最後までお読みいただき
ありがとうございました!