フルマラソン85歳でサブフォー(4時間以内完走)世界新記録!
85歳のおじいちゃんが、
フルマラソンを4時間以内完走。
見事に世界記録を更新しました。
85歳以上のクラスでは
世界に類を見ない速さです。
85歳の高齢で
どうしてそんなに速く走れるのか
その秘密に
迫ってみたいと思います。
85歳の世界一のランナーとは?
85歳で世界記録を更新したのは、
カナダのEd Whitlockさんです。
毎年カナダのトロントで開催される
トロント・ウォーターフロント・マラソン
で達成しました。
その記録はなんと
3時間56分33秒
この記録も凄いのですが、
Whitlockさんは同じ大会で
73歳の時サブスリー
(記録:2時間54分)
を達成しているというから
これまた驚きですね。
ちなみにこの記録はいまだに
破られていないそうですよ。
85歳でも速く走れる訳は?
Whitlockさんはなぜこれほど速く
走れるのでしょうか?
走歴を見てみましょう。
10代の頃は走っていたそうですが
21歳からは止めています。
それが40歳から再び走り始め
現在に至っています。
つまり40歳からでも45年も
走っているのです。
人生の半分以上も走っている
ベテラン中のベテランですから
速いのは当然かもしれません。
しかし、それにしても速すぎます。
しかも年をとっても衰え知らず。
その秘訣は何なのでしょうか?
写真を拝見してその理由が
分かった気がしました。
余分な肉が全くついていない
ほとんど骨と皮だけのような
身体つきですね。
もちろん走るための筋肉は
あるわけですが、それは
ほとんどが遅筋なのでしょう。
遅筋は速筋のように
太く大きくならない筋肉ですから
ほとんど目立ちませんが
しっかり付いているようです。
遅筋は持久力に優れた筋肉
ですから、まさにマラソンランナー
のための筋肉です。
加えて体重の軽さも
有利に働いているようですね。
マラソンを走るためだけに
特化した身体になっている
ように思えます。
そして、
世界記録を出した今も満足しない
向上心の旺盛さが一番の
速さの要因なのかもしれません。
マラソンの代償は?
しかし、一方で健康的かと言えば
決してそうは言えないと思います。
85歳の実年齢以上に皺が多く
老けて見えるのは否めません。
マラソンを走ると活性酸素が
大量に発生します。
その活性酸素が身体を
錆びさせるのは周知の事実です。
いかにケアしようとも45年も
走り続けたリスクはあるでしょう。
それでもWhitlockさんにとって
後悔しない幸せな人生ならば
それが一番かもしれませんね。
評価するのはあなた次第
速さを追及するマラソン人生か
健康的にゆったり生きる人生か
どちらが価値がある人生かは
誰にも分かりません。
それを評価するのは
Whitlockさん自身であり、
あなた自身でもあるのです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。