夏の甲子園大会2018出場校で最高打率の選手は誰?高校もチェック
こんにちは!けんたろうです。
第100回全国高校野球選手権記念大会
が8月5日から甲子園球場で開催されます。
今年は記念大会だけあって
例年より多い56代表が競います。
惜しくも地方大会で破れてしまった
強豪校や注目選手も多いのですが、
みごと甲子園切符を勝ち取った中から
甲子園でさらに成長する選手も
たくさん出てくることでしょう。
そこで今回は、
甲子園出場56代表の中で
地方大会でも活躍し、
甲子園でも注目されそうな選手から
地方大会で最高打率を記録した
選手に注目してみました。
その選手とは、
静岡県代表・常葉大菊川高校の
1番で主将の奈良間大己選手です。
静岡県大会での活躍や成績を
振り返りながら紹介したいと思います。
常葉大菊川高校の甲子園への道
静岡の常葉大菊川高校と言えば
今から10年ほど前に、
甲子園の歴史を変えたと言われる
フルスイング打法が一世を風靡し
全国区になりました。
フルスイング打法とは、
どんな場面でもバントをせずに
常にフルスイングを貫く
ということです。
ノーアウト1、2塁で
通常なら送るところでも
バントせずに迷わずフルスイング
していく潔さが圧巻でした。
フルスイング以外でも
積極的な走塁も特徴でした。
どんな場面でも常に先の塁を狙う
走塁が相手チームには脅威でした。
フルスイングが常葉大菊川の
代名詞のようになっていましたが、
積極的な走塁も
間違いなく常葉大菊川の武器です。
そんな常葉大菊川は
2017年春から4季連続甲子園に出場、
その戦いぶりは全国の高校野球ファンに
強烈な印象を残しました。
その当時の成績がこちらです。
2007年春 選抜優勝
2007年夏 選手権4強
2008年春 選抜3回戦敗退
2009年夏 選手権準優勝
この時代が常葉大菊川高校の
黄金期といってもよいでしょう。
では、最近はどうなのか?
当時ほどの成績ではないですが
静岡県下では常に上位で
フルスイングと積極的走塁は
今でも常葉大菊川の伝統として
受け継がれています。
2018年の第100回記念大会も
圧倒的な強さで静岡県予選を
勝ち上がりました。
【#高校野球】#静岡大会 決勝、#常葉大菊川 が #島田商 にサヨナラ勝ち!!2年ぶり6度目の甲子園出場を決めました。9回2死満塁の攻撃で2番・東虎之介二塁手が劇的安打。100回目の夏、ピンストライプが頂点を目指します⚾#甲子園への道 #甲子園 #面担号外 #菊川 #静岡 pic.twitter.com/8dGJOir2hv
— スポニチ編集局 面担さん (@Sponichi_Editor) 2018年7月27日
こちらがその戦いの軌跡です。
2回戦 6-3 清水桜が丘
3回戦 7-0 清水西
4回戦 16-2 袋井
準々決勝 11-0 静岡商
準決勝 9-0 浜松城北工
決 勝 6-5 島田商
決勝の島田商戦こそ接戦でしたが
それ以外は危なげなく勝ち上がっています。
以下は、計6試合戦った記録です。
得点 55(1試合平均9.1)
安打 73(1試合平均12.1)
盗塁 26(1試合平均4.3)
失点 10(1試合平均1.6)
失策 2 (1試合平均0.3)
こうしてみると得点力や安打数が
目を見張りますが、
盗塁も1試合平均4.3というのは
素晴しいですね。
そしてさらに見逃してはいけないのは、
常葉大菊川の堅守です。
6試合で失策2、失点10は
見事だと思います。
まさに投攻守が光った
静岡県予選の戦いぶりでした。
そうして勝ち取った
2年ぶり6度目の優勝です。
そしてそんな常葉大菊川にあって
ひときわ光り輝いた選手がいます。
それが主将としてチームを引っ張った
リードオフマン奈良間大己選手です。
奈良間大己選手の地方大会の成績
まずは、奈良間大己選手の
地方大会6試合の成績です。
22打数18安打
打率.818
本塁打2本
盗塁 9個
いかがですか。
すごい数字ですよね。
打率が8割1分8厘って
半端ない数字ですね。
5打数4安打の8割なら
あり得るでしょう。
しかし、
22打数18安打ですからね。
当然ですが、
四死球や犠打は含まれませんから
実際の打席数はもっと多くなります。
かつてこれだけの高打率を
記録した選手がいたでしょうか?
どうしたらこんなに打てるのでしょうか。
第100回全国高校野球:地方大会 静岡 常葉大菊川の主将、打率8割超え https://t.co/UGpy0CIbMB
— 毎日新聞 (@mainichi) 2018年7月27日
ところが奈良間選手は
春以降不調だったチームの重圧から
5、6月は打撃不振で
打率も1割に満たなかったそうです。
それが少しずつチームの雰囲気も
良くなっていき、
6月の3週目くらいにやっとチームも
まとまって肩の荷が下りたそうです。
それから仲間を信頼し、
チームを頼もしく感じたことが
奈良間選手の活躍の原動力に
なったことは間違いありません。
また奈良間選手が優れているのは
打率だけではありません。
本塁打2本、盗塁9個と
長打力もあり走ることも出来ることです。
50メートル走は、5秒8というから
かなりの俊足ですね。
マルチに能力を発揮する奈良間選手の
甲子園での活躍が今から楽しみです。
常葉大菊川高校の練習や指導方法
一昨年まで常葉大菊川高校の
監督をしていた森下知幸さんに代わって
今では高橋利和監督が采配を
振るっています。
その指導方法や練習方法は
以前と比べて変わったのでしょうか?
【日刊スポーツ】常葉大菊川・高橋監督「らしさ」で悲願夏切符/静岡 https://t.co/6TXFgR5p2O #kokoyakyu #高校野球
— 野球ニュース B-fan (@KokoyakyuN) 2018年7月28日
常葉大菊川のスタイルは
基本的に変わってないそうです。
「フルスイングに積極的な走塁」
「サインなしで自由に振らせる」
ほぼ選手たちの判断に委ねるそうです。
森下監督の時は
半分ノーサインだったそうですが、
高橋監督は
ほとんどサインを出さないそうです。
これって勇気がいりますが、
選手たちにしてみれば自分で判断し
プレイするわけですから
責任感も生まれ、
やりがいや楽しさもあるでしょう。
成長度合いだって
まったく違ってくると思います。
そして、練習に関して変わったのは
時間の使い方だそうす。
以前は3時間だった練習時間を
2時間に短縮したそうです。
これは自主練習を増やして
選手の自主性を高めるため
なんだそうです。
なるほど、納得です。
素晴しいですね。
かつての森下野球を継承しながらも
新しい取り組みで更なる進化を図る
新生、常葉大菊川高校の活躍に
ますます期待が高まります。
まとめ
もともと常葉大菊川高校は
選手たちが楽しそうにのびのびと
野球をやっている感じがして
とても魅力的なチームでした。
それを象徴するのが
フルスイングだったりノーサインで
選手の自主性に委ねるところです。
その礎を築いたのが、
前監督の森下知幸さんです。
そしてその伝統を引継ぎながら
さらに新しい時代の幕が
開かれようとしています。
校名も以前の
常葉学園菊川高等学校から
2017年に
常葉大学附属菊川高等学校
に変更されました。
常葉大菊川としての初の甲子園に
新たな伝説を打ち立ててくれることを
期待しています。
そしてそれは奈良間大己主将の
活躍にかかっているといっても
過言ではないでしょう。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!