レール温度上昇でなぜ電車が遅延?地震による規制値変更理由も!
こんにちは!けんたろうです。
連日記録的な猛暑が続いていますね。
JR京都線ではレール温度の規定値が
超えたとかで列車に大幅な遅れが出ています。
しかも、大阪北部地震の影響で
安全を見てレール温度の規定値を
通常よりも下げているそうです。
こんなことってあるんだ・・・
と思った方も多いのではないでしょうか?
そこで、
レール温度の上昇でなぜ電車が
遅れたり止まってしまうのか?
大きな地震があると
なぜレール温度の規定値を
下げる必要があるのか?
調べてみましたので
参考にしていただければ幸いです。
レール温度上昇で列車が遅延する理由
レール温度の上昇で列車が遅れるなんて
そんなことってあるの・・・?
そんなバカな・・・。
と多くの方が思ったことでしょう。
「レール温度上昇の為」てなんや
初めて聞いたぞ— みぃ (@mee_chekov) 2018年7月14日
レール温度上昇で運休とか初めて見た pic.twitter.com/cteaiJGsut
— あそびん(景元) (@hageaso) 2018年7月14日
でも、実際にはそうなんです。
過去にもそんなことがありました。
では、なぜレール温度が上昇すると
列車が止まったり遅れたりするのでしょうか?
それは列車の事故を防ぐためです。
線路は鉄で出来ていますよね。
その鉄は温度が高いと伸びて
温度が低いと縮じむ傾向があります。
そのため気温が高温になると
線路が伸びて歪みが生じるので
事故につながる危険性が高まるんです。
その事故もスピードが速いほど
危険性が高まるため
徐行運転したりして
危険回避するんですね。
それが列車が遅延する理由です。
列車が事故になったら
もっと大変なことになってしまうので、
苦渋の選択でもあるんです。
私たちの命の安全を守るためなので
やむを得ないことなんですね。
地震でレール温度規制値が変更になる理由
では、次に
レール温度の規制値ですが
いったい何度なんでしょうか?
通常は60℃に設定されています。
60℃を超えると線路にゆがみが
生じる可能性があるということです。
もともと多少のゆがみは考慮して
遊びも作って線路が敷設されてますが、
それも60℃までが許容範囲ということですね。
では、今回のJR京都線の規制値は
何度だったのでしょうか。
JRでもこのような情報をツイートしています。
6月18日に発生した大阪北部地震を受け、線路への影響の可能性を踏まえ、レール温度が上昇した際の規制値を変更しています。
本日、気温の上昇に伴うレール温度の上昇による、各線区の運転状況は次の通りです。2018年 7/16 17:00 現在
~続く~
— JR·私鉄 遅延情報@非公式 (@Ibaraki_station) 2018年7月16日
規制値が変更されています。
そして変更された規制値はこの数字です。
レール温度の規制値は約55℃らしい pic.twitter.com/sCuCPUZI0J
— yoshi223 (@rk113) 2018年7月15日
そうなんです。
通常なら60℃の規制値が
大阪北部地震の影響を受けて
55℃に下がっているんです。
地震の影響で5℃も下げているのは
どうしてなのでしょうか?
それは線路の固定が地震によって
緩んでいる箇所があるかもしれないという
危険回避からです。
しかし、そう考えると
ちょっと怖い感じがしますよね。
温度上昇がなくても
やばいんじゃないかって・・・。
でもそのあたりはJR側でも厳重に
チェックされているので大丈夫です。
ただ、
レール温度の規制値を下げるのは
念には念を入れてということなので
あまり神経質になる必要もないと思います。
そして最後に
参考までにお伝えしておきます。
レール温度の規制値を超える
可能性が出てくる気温は
35℃を超えてくるとヤバいそうです。
あくまで過去のデータからですが
頭に入れておくと
次に気温が上昇した時に
予測できるので良いかもしれません。
まとめ
記録的な洪水の後は記録的な猛暑と
異常気象が続いています。
明らかに地球の環境が
変わってきているのを感じますね。
だからこそ私たちが自分自身で
何が出来るのかを
常日頃から考えておく必要が
あるのではないでしょうか?
人任せではなく、
自分のこと、家族のことは
まずは自分でしっかり守りたいものです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!